伝票をもって、レジへ向かう和也くん。
お手洗いに行っている間にお会計が終わってないってことは
1. そもそもそんなに女慣れしてないから、お手洗いの間にお会計しとくなんて文化がなかった
2. お会計は女性も出すものだと思ってる
このどっちかだよね?
和也くんとの時間は本当に楽しかったし、正直、和也くんにちょっとでも好印象を残したいから
わたしは2番でも全然OK!
っていうか、割り勘でも余りあるくらい贅沢な時間をご提供頂いたので、全然払いますよ!!
店員「お会計、5800円です」
和也くんを立て後から渡すでもいいけど…
「あれ?この女、出さない気か?」
とか一瞬でも思われるのも嫌だから…!
私は財布からお札を出しつつ、和也くんの横へ歩み寄りました。
私「…あ」
しまったぁぁぁ!
1万円札しか入ってない!
今日急いでたから、ちゃんと確認せずに来ちゃったよ…!
さっと3000円とり出す予定だったのに…!
私「ご、ごめん。大きいのしかなくて…」
そう言いながら、1万円札を出そうとすると…
和也「あ、いいよいいよ~」
と言って、6000円を出してくれました。
あああそうなるよね!
レジ前でゴタつきたくないもんね!
ごめんよぉぉぉ!
お店の外に出てから
私「和也くん、ごめんね、ありがとう。あの、コンビニで崩してくるから…」
和也「大丈夫だよ~!おいしかったね!」
あああ違うんだぁ!
これじゃあおごってもらうのを狙って、わざと大きいお金しかもってきてなかったみたいじゃないか!
払う意思はあったんだよぉぉ!
まぁ本音を言うと、アプリの初回アポは男性がおごってくれることが多いのは事実。
向こうのご厚意はありがたいので、普段はそのまま「ありがとう」って終わらせたり、2軒目に行くなら2軒目は出す、くらいにしてるんだけど
今回に限っては!
3000円なんかじゃ量れない価値ある時間を過ごさせて頂いたので、本当に出す気だったのよ…(´;ω;`)
私「ありがとう…!ごちそうさまでした。じゃあ今度は私に出させてね」
とりあえず、それだけは伝えておく。
和也「ありがとう。ていうかまた会ってくれるの?」
私「私はまた会いたいなって思ってるんだけど。和也くんは?」
和也「オレもまた会いたいよ!」
はあああああああ!ちゅき!!!
らぶ!
あいしてる!!
私はチラッと和也くんの手元を見ました。
バッグは…右手に持っている。
私側にある左手は空いている。
そしてほろ酔いのわたし。
手…つなぎたいな。
(*ノωノ)
だめかなー?
やばいかなー?
チャラい女と思われるかなー?
でもさーでもさー
絶対これから他の女の子にも会うじゃん?
忘れられないように
ちょっとは爪痕残しときたいじゃん??
ってことで……
キュッ!
和也くんの左手、つかんじゃいましたぁぁぁ!!(大興奮)