翌日。
私は友達のアヤと飲みに行く約束をしていました。
私「――でね、その1年ぶりに会ったアプリの人がさ、何か結構いいかも…?って思っててさー!」
アヤ「いいじゃん!アプリ死ぬほどやってたもんねぇ。やっとマイにも春が来たんか…!」
私は、最近のけんと君とのことを、さっそくアヤに報告しました。
アヤ「マイ、面食いだもんねぇ。どうせカッコイイんでしょ?」
私「えへへへへ~。私はカッコイイと思ってるんだけどね~」
アヤ「写真ないの?見せてよ」
私「アプリはもう辞めちゃってるからいないんだよね…。あ、LINEのアイコンなら、横顔だけど、あるよ!」
私は、けんと君のアイコンをアヤに見せた。
アヤ「おー!カッコよさそう…だけど…」
私「ん?」
アヤが怪訝そうな顔で言った。
アヤ「何かこの写真…見たことある、かも…?」
私「え…あ、もしかして、他のアプリにいるとか?」
私だって複数のアプリをやっているわけだから、あり得ない話じゃない。
けど、今はアプリやってないって言ってたのになぁ…。
アヤ「いや、わたし今アプリやってないから、それはないと思うんだけど…。何だろ?でも似たようなアングルで写真撮ってる人、いっぱいいるもんね!私の勘違いかも」
私「え~!気になる…。またもし思い出したら教えて!」
アヤ「オッケー!」
そんなこんなで、私のアプリ話や、アヤの推し活話(ロック系のアーティストが好きで追っかけている)なんかで盛り上がって、その日は解散した。
家に帰って、お風呂に入ってゆっくりして、さぁ寝ようかなと思ったら、アヤからLINEが来た。
アヤ「まい!今日見せてくれた、けんと君のアイコン、ちょっと送ってくれない?」
ん?
これは…どこで見たか思い出したのかな?
私「おっけー!送るね」
私はけんと君アイコン写真をスクショして送った。
アヤからはすぐに返信があった。
アヤ「やっぱり!この人、結婚してるよ!私の友達と!」
は?