私の横でスヤスヤ眠るマサキ。
寝れねぇっつの!!
スマホ……見ちゃダメ、だよね……?
私はマサキの枕元にあるスマホに目をやりました。
見たっていいことないのは分かってる。
でも……気になる!
私はマサキに触れないように、そっとマサキのスマホ画面に触れてみました。
あ……
ロックかかってる(´;ω;`)
いつもスマホ開く時にパスコードいれてる様子はないし
指紋認証してそうだよね?たぶん親指…?
これ、気づかれないように親指をスマホの認証部分にあてたら
開いたりするんじゃ――?
ごくっ。
私は生唾を飲み込んで
そーっと音を立てないように、スマホをマサキの指に近づけた。
ピクッ
!!
さっきまで微動だにしなかった
マサキ指がちょっと動いた。
バッ‼
私は慌ててスマホをもとの位置に戻して
寝たふりをかましました。
あっっっぶな!!!
お、起きてないよね…?
私は少し経ってから
おそるおそる目を開けてみました。
…うん、よかった!ちゃんと寝てる!!
バレてない!!
マサキは先ほどと変わらない安らかな表情で
ぐっすり眠っていた。
けど、危なかったー。
マサキって、普段から周囲をよく見てるし、たぶん警戒心強いんだろうな。
もうさすがに怖くて、スマホの指紋認証解除なんてできないよ……。
私はスマホをのぞき見るのは諦めて、そのまま目を閉じて眠りにつきました。
翌日。
その日も連続でマサキの家に泊まらせてもらう予定だったので
日中はドライブがてら公園に行って
夜ご飯はお好み焼きをしようということになっていたので
スーパーで食材を買って帰りました。
もちろんゴムの件はずっとモヤモヤしてましたが(´;ω;`)
かと言ってずっと不機嫌でいるのももったいないので
日中は気にしてないフリをして、一応楽しく過ごしましたよ。
軽く飲みながらお好み焼きを食べて
お腹も落ち着いてひと段落した頃。
マサキが突然、衝撃の話を始めました。