翌日。
もうマサキに対しての気持ちが薄れていた私は
「どうせもうすぐ分かれるだろうし、またアプリでも登録するか~~」
と、マッチングアプリの登録をすることにしました。
(ちょっとフライングしました、すいません)
あ~でもさすがに、マサキと出会ったアプリはやめた方がいいかな?
違うアプリに――
……ん?まてよ……?
その時、私の頭に一つの疑問が浮かびました。
マサキ、マッチングアプリ再登録とかしてないよね――?
マサキとは、付き合った時に、お互いの画面を見せながら、一緒にアプリは退会していました。
だけど!
最近のマサキの様子を見ていて
何となく気になる部分が多くいんだよな……
私は「aya」という適当な名前と、自分とは絶対に分からない写真で、再び「ペアーズ」に登録してみました。
そしてさっそく、年齢、居住地域、身長、職業などでフィルターをかけて、マサキを探してみることに。
いないよね?さすがに…
いや、でも……
そして。
検索結果を2スクロールくらいしたところで――
「いや、おるんか――い!」
思わず突っ込んだよね!
バッチリおるやないかい!
しかもオンライン中w
前と全く同じ写真使ってるじゃん。
一発で分かったわ!!
へぇ…自己紹介文はちょっとだけ変えたんだね?
とはいえ「友達募集」とかではもちろんなくて、普通にがっつり彼女を探しているていの文章。
なんなんコイツwww
自分もアプリに登録しようとしていたことは完全に棚に上げて(すいません…)
マサキへの怒りボルテージはMAXになっていた。
どうしてくれよう?
……とりあえず、マッチングはしとく?
私はマサキへの怒りと、ちょっとの好奇心から、マサキに「いいね」を送ってみることにしました。